何をするのか
目的を決定する必要があります。目的がなければ何をして良いのか定まりません。
これまでの人生を事業という人生よりは若干具体的なものに落とし込んでいくことが創業・起業なのです。
創業・開業すると常に仕事のことを考えてしまいます。自分の人生のほとんどを事業につぎ込むわけです。だから、ご自分がしたくない事業はしていては自分が不幸になるばかりです。
しっかり事業の目的を決めなければならないのです。
私自身も、税理士業をするということ以前に「金で家族を苦労させたくない」「いずれ社員が入れば、朝目覚めると会社に行くことがウキウキする会社を作る」という甘っちょろい理想を考えていました。
この理想はビジョンとかいう言葉に説明されていることが多いようです。
そのビジョンの実現へ向けて何をするのかを考える必要があるのです。
この手の話は日経新聞や経営者の自叙伝など多数記載されています。その人その人の人生があって決まるものなのです。私もこのように申し上げていますが、創業時にははっきり具体的に意識してはいません。しかし、振り返って考えると「金で家族を苦労させたくない」「いずれ社員が入れば、朝目覚めると会社に行くことがウキウキする会社を作る」ということを常に考えています。もちろん現在もです。
この何をするのかの落とし穴について説明します。
何かしなければ創業なんかできない。当たり前のことです。
基本のビジョンなどなく、人生が事業に乗っからない創業を考えてみます。
知り合いからいい商品を開発したから販売代理店をしないかといわれた。いい商品をネットで見つけた。その商品を販売しようかと思う。知り合いから誘われ社長になってといわれて起業しようかと思う。契約金を数百万円支払えば権利が取得でき中国から商品が届く。この手の話をされる方は、全く他の状況が見えず、本当にその商品に競争力があるのか疑問であるもの。いい商品かもしれないがそもそもどう考えても誰も買わないでしょうということが多々あります。
完全に見失ってしなっている場合があります。
起業するには自分自身が事業として考えているその商品やサービスを客観的に評価できるのかが重要です。
また、自分の人生のほとんどの時間をつぎ込むのですから、本当にその事業を自分がしたいのかもう一度考える必要があります。
しかし、現実的にこのような創業・起業は残念ながら少なくはありません。
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